2018年12月29日土曜日

雑誌Casa 茶道

もうすぐ、お正月。茶道をやられている方は初釜を楽しまれるのかもしれません。
Casaという雑誌、面白い雑誌です。
今回はお茶室について、建築の視点から茶道について語られていました。


一服の茶を介して心を通わせるのが茶の湯。
茶をもてなす亭主は客を想いながら茶碗を選び、メッセージを送り、そのメッセージを客が感じ取る。
そこまで感じ取られるようになるには、茶道具についても詳しく知っておく必要があるという事ですよね。教養の深さが必要になる日本の究極文化かもしれません。

茶室という空間も茶人にとっては道具の一つ。
それゆえ、近代以前につくられ今も残っている茶室はほとんど茶人によって作られたもの。
クラッシック音楽の世界でも茶人のように理想の劇場を作った作曲家がいましたよね。
ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナー。毎夏にバイロイト音楽祭で行われる会場はワーグナーが理想の音、調和のある音を追及したといわれる劇場。

茶室への入る「にじり口」。非日常へとワープする出入り口は人1人がやっと通れるほど。
人をおのずと俯かせ、身分の差なく誰もが平等である茶室という異世界へワープさせる。
あと数日で新年。新しい年が皆様にとって異世界へとワープさせる素晴らしい年となしますように。
そして異世界へとワープさせる素敵な音楽にも沢山触れていけますように。


下記も茶室です。


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