2024年5月7日火曜日

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024

 このゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

今年は本格的にコロナ禍以前に戻った休暇となって楽しんでいた方も多かったと思います。

私は夫が特に東京で開催されるラ・フォル・ジュルネ音楽祭に行きたいと言うので行って来ました。無料コンサートも多くなって様々な年代の音楽好きが集まって楽しい雰囲気でした。

https://www.lfj.jp/lfj_2024/

テーマがorigtines(オリジン)だったので伝統楽器、民族音楽コンサートへ。特に面白かったのが「Ensemble Obsidienne」


マスターコースも素晴らしかった。特にレナ・シェレシェフスカヤ先生。
彼女はロシア人のようです。フランスで音楽活動、音楽院などで教授をしている方です。レッスンの冒頭では音楽家の使命、楽譜から内面を読み解く事の大切さを訴えておられました。
独裁者レーニンによってプロコフィエフなど音楽家にはとても抑圧的な生活を余儀なくされその当時の自筆楽譜を落札された楽譜を見て衝撃を受けたそうです。その楽譜には音符の下に十字架の印がありました(前の席だったので先生のスマホ画面を見せて頂けました。)それは「sauver 」「救い」を伝えるメッセージだと。
バッハ(Bach)の名前をドイツ音名で(シ♭、ラ、ド、シ)と記す事が出来るように音符上に小さなクロスを描く事で十字架を示す方法で書いたのでしょう。
以前プロコフィエフかショスタコーヴィッチの交響曲を聴いた時、物凄い悲痛な叫びのように聴こえて、もう2度と聴きたくないと思うほど、恐ろしさを感じる曲を聴いたことがあります。作曲者の心の声、苦しみを伝えて助けを求めるように書かれ、演奏される事で自分の気持ちを知ってもらうよう訴えていたのでしょう。レーニンはとても音楽好きなのもあって、政治的に音楽を利用している事にも耐えられなかったでしょう。マスターコースでも先生が「今のロシアを想像する事が出来るでしょう」とおっしゃっておられたと思います。ロシア人だから分かる事があるのでしょう。
幸いにもプーチンはそれ程音楽好きではないようですが、、、
ロシアだけでなくウクライナ指導者どちらにも問題があるように思いますが早く戦争は終わりにして頂きたい。切に願っております。


いくつか先生のYouTube動画もありますので参考になさって下さい。



他にもアンヌ・ケフェレックさんの素敵な演奏や、82歳でまだまだパワフルに演奏されていた山下洋輔さんや、演奏会場に来ていた方との会話など音楽好きが集まる場所は面白かったです。



合唱伴奏

 今年度も生徒さんから合唱伴奏をお願いされる事が多かったです。 今年の特徴は中学校秋の伴奏曲がハイレベルな曲でしたね。小学校は先生方が忙しいのか、教育方針なのか合唱祭を開催しない学校が多くなりましたね。 現在は卒業式シーズンの合唱伴奏。歌われる曲の変化を感じます。 クリスマス曲 ...